にほんごのせんせいブログ

日本語教師の日記ブログ

日本語作文「中級の壁」

日本語能力試験まで、

ずっ〜とインプット、インプット。

 

詰め込みばかりしていたので、

最近はアウトプットに特化して

授業を進めている。

 

つまり、会話と作文♪

 

今までも小論文の授業はしていたので、

そこそこ書けるのだが…

 

全員、「中級の壁」にぶち当たり中!!

日本語レベルの高い学生ほど

言葉を多く知っているから

たくさん間違えちゃうのね。

 

 

見ている限り、理由は…

 

作文の失敗①

文体と同じレベルの言葉選びができない。

硬い表現を使っているのに、

急にフランクな言葉が飛び出る!

 

【昨日の試験において、遅刻しちゃいました】

 

普通体、丁寧体、尊敬

の文体は理解しているんだけどな〜。

 

 

作文の失敗②

語彙の使い方を間違えている。

 

【その病院で初診しました。】

→その病院で初めて受診しました。 

 

【両親にこたえて、報います。】

→両親の期待に応え、そのご恩に報います。

 

【日本語能力が下手でした。】

→日本語が下手でした。

→日本語能力が低かったです。

 

【私は友達に腹を立たせてしまいました。】

→私は友達を怒らせてしまいました。

 

 

 作文の失敗③

 文法・助詞の間違い

 

【私は先生を助けさせてくださいました】

→私は先生に助けていただきました。

 

 

添削に本当に時間がかかるけど、

今はたくさん書かせて、

たくさんチェックしないといけない時期。

 

学生に身近で興味あるテーマを用意して、

また楽しく誤用をチェックしようっと♪