日本語文法「誤用分析ノート」
冬休みのお勉強。
このところ、嫌いだったはずの「お勉強」が
なぜか楽し~い♪♪
特に、日本語文法の授業で
学生達から出てくる誤用分析が大好き♡
ちょっとしたポイントを聞き逃すと、
すぐに変な文が出来上がる♪
先日は、
【AかぎりはB】を教えたとき、
クラスは「誤用文生産工場」と化した!
次回の授業で生かすべく、
色んな角度、ストラテジーで分析していると、
止まらなくなるくらい楽しくなる。
私の「誤用分析ノート」の使い方
1.ノートの端に線を引く
2.学生の誤用文を書く
3.学生の名前やレベル・母語を記入
4.誤用の原因を調べて記入
5.授業における誤用の防止策を記入
6.まだわからないものは、
ベテランにまとめて質問!
で、結局は6番ばかりになったりする…。
日本語教師になるまでは、
普段普通に使っている日本語を「文法」として
捉えたこともなかったが、
なんとも奥が深い…。
国文法とも違う新鮮な見方に
ハマり続ける毎日。
まだまだ未熟な6年目。
「分析」というには、まだあまりに稚拙だが、
やらないよりは良い。
冬休みに、こちら3冊の文献もあわせて、
良い勉強になった!!
◎『外国人が日本語教師によくする100の質問』
新人のころに読んだが、反芻しても勉強になる。
外国人が日本語教師によくする100の質問 (日本語を教える)
- 作者: 酒入郁子,桜木紀子,中村貴美子,山田あき子,中村壽子,佐藤由紀子
- 出版社/メーカー: バベルプレス
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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◎『外国人の誤用から分かる日本語の問題』
誤用の見つけ方、考え方を学ぶことができた。
時々「え?ちがうんじゃない?」と思うことも。
自分の理論を持つためにも、読んでおくべき。
なんでも疑問を持つことは大切。
◎『日本語教育のための誤用分析』
日本人の日本語教師にはわからない
中国語母語話者の感覚や概念について書かれてあり、
誤用に結びつく原因がよくわかる。