日本語教師を続けるために~備えあれば憂いなし~
今の仕事が、いつまで続けられるか
いつまで需要があるか、考えたことがありますか。
日本語教師の資質・能力について細かい規定案が出されている。
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<日本語教師になるための条件>
1.4年生大学卒業(学士取得)
2.日本語教師養成講座420時間修了
3.日本語教育能力検定試験合格
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現在(2018年8月)時点では、【1+2】か【1+3】で
日本語教師資格クリアとされている。
↓参考)法務省入国管理局「日本語教育機関の告示基準」(4ページ目抜粋)
いままではこの条件さえあればできた日本語教師という仕事。
しかし、政府が乗り出し、法案ができたら、
資格条件厳しくなるんじゃないの??
【1+2+3】必須に変更、とかなるんじゃないの??
と思ってしまう。
日本語教師不足が叫ばれているけど、
養成講座の盛況ぶりや、新人シニア教師の続出、
Twitterでの投稿を見ていと、
日本語教師って増えているんじゃない??
と思う今日このごろ。
ピークがくれば、栄枯盛衰。
必ず下火になる日がやってくる。
ず~っと心配していたことが、そろそろ起こるかもしれない。
それは、
日本語教師の供給過多
以前も入管が就学ビザ(当時の留学ビザにあたるもの)発給の
出し控えを行った際に、
かなりの日本語教師が雇止めにあったと聞いた。
そこで別業界に進んだ人も、人手不足の中頑張った人も
急に職がなくなり困った人もいたらしい。
学校経営側としては、留学生が来ない→収入がない
わけだから、当然給料の高い大ベテランから
リストラを決行したところもあったらしい。
本当につらい時代だったと思う…。
今は日本語学校が乱立し、
(新規校準備室に勤めている私が言うのもなんですが…笑)
教師不足で大変な学校が多いと聞くけど、
入国管理局が新しく提示したものを見ると、
これから告示校(認可されている日本語学校)の
取り消しや監査が本格化する模様。
おかしな日本語学校はたくさんあると思うので、
そういったところが綺麗に淘汰されたら、
日本語教師の行き先が減るではないか。
とはいうものの、今は留学生だけじゃなくて、
日本語学習を必要とする外国人が増えてはいる。
んが!しかし、目に見えない「ことば」に
お金を出す人がどのくらいいるんだろう。
そしてその価値を提供し続けられる教師って
どのくらいいるんだろう。
私はまだちがう。
自分に付加価値をつけて、日本語教師として
噛めば噛むほど味わい深い人になりたい。
とりあえず、思いつくことを書き出してみた。
- 日本語教育能力検定試験に合格
- 中国語1級合格
- 韓国語勉強再開
- 学習者の国や文化についての知識拡大
- 日本文化を1つでも習得(着物の着付け、染め物…)
- 日本語教師仲間と勉強会を立ち上げる
- 初級~上級まで教えられる教師になる
- 進学知識を深める
- 「介護の日本語」を指導できるようになる
- 法務省や文化庁の動きを追う
- セミナーや学会に積極的に参加する
- 体力をつける
できるかな~。1つずつでも小さい目標を立てて
やっていこう!
今はまだ職場の夏休み。
計画にはもってこい!
まずは1・2・6・12をやるぞ~。
勉強会は顔見知りだけの小さいものから始めよう。
さあ、楽しくなってきた~!!!!
がんばろっと。
↑ごっちゃごっちゃのテキスト類。
6年前に養成講座に通っていたときに頂いて使ってなかったものを
引っ張り出してきた(笑)。
日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版
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何をどこから手を付ければいいやら。
本日は、ざっくり試験日までのスケジュール決めだ~。
何事も1つずつ!
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あ、今年受験される方、よかったらご連絡ください。
一緒にがんばりましょう。
勉強会とかできたらやりたいです。
twittwe日本語教育アカウント → @kemecchi
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どの職業でも同じだけど、
みなさん、仕事関係の業界情勢を見ていますか。
リスクマネージメントはできていますか。
わたしは今必死です!!