教師8年目にして初N1担当!~指導者じゃなくコーディネーターに~
遅すぎますよねっ(>_<)!!?
日本語教師8年目にしてやっと
N1の担当になることができました!!
N1とは、日本語能力試験(JLPT)における最難関レベルのことです。
初任のころは、初級・初中級をメインに任され、
2年目くらいからは中級・中上級のN2クラスを任され、
3年目ぐらいからは、担任ではありませんでしたが
時々N1クラスに週1ぐらいで入ったりはしていました。
ずっとやってみたかったN1レベルの担当!
コースデザインから全て行います。
先輩教師(うちの主任)にアドバイスを求めたところ、
「N2担当ができてたから、ダイジョブ!
学生をよく見てあげればいいだけだよ。どのレベルも同じ~」
と言われました(笑)。
だいぶ力が抜けました。
そこで、ちょっと考えてみました。
なぜ今までN1担当なれなかったか。
✔ 日本語教師としての知識レベルが低かったから
✔ 実績がないから
✔ 非漢字圏が多くなり、N1クラスがなかったから
✔ ベテラン勢が上級クラスをやりたがるから
とりわけ4つめの「ベテラン勢…うんぬん」の理由…
とても残念に思っていました。
若手がどんどん入って来ても、上級クラスが少ない上に
ベテラン勢が「初級は疲れるから~」とやりたがらず、
中級以上クラスを占拠…(笑)。
もちろん、そんなベテランばかりではないですが、
私がベテランになった際には、できそうな若手に担当を任せ、
相談役として少し授業に入る、くらいのことをしたいな~。
と思います!
さてさて、もうN1担当がスタートしたわけですが、
早速こちらのことを始めてみました。
N1クラス開講の準備
☑ 学習者の日本語能力査定
☑ コース・カリキュラム組み
☑ 教材の選定
☑ 1回目模擬試験の準備
学習者と面談し、好みの勉強方法も聞きながら
選んだ教材がひとまずこちらの3冊。
日本語総まとめ N1 漢字 (「日本語能力試験」対策) Nihongo Soumatome N1 Kanji
- 作者: 佐々木仁子,松本紀子
- 出版社/メーカー: アスク
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログを見る
そして、ただいまN1指導方法にはどんなものがあるのか、
いろんなサイトを見て、勉強中です!
nihonngokyoushi-naniwanikki.blog.jp
色々読んだり、学習者の状況を踏まえて、
コース作成をしている中で思ったことが…
「指導はいらないかな」
ということ。
既に複数回のN2模試で140点以上を獲得しているレベル。
課題を出せば、予定日数より早く終わらせて次の課題をせがむ。
自律学習ばっちりなので、彼らには
指導者じゃなくて、コーディネーターが必要なんだな
と思いました。
私の仕事は、
これから何をするか、次の教材は何か、
合格までの道筋を作り、
彼らに目標と共にそれを示し、
段階的にモチベーションを保つ工夫を行う
そして、自力では分からない箇所を分かりやすく解説する。
彼らにとってはリソースとしての役割を担えばいい。
N1まで来れば、もう「先生」や「指導者」は
必要ないんじゃないでしょうか。
彼らのためにも、失敗はできないコース組み!
しっかりコーディネーターとしての役割を担いたいと思います!!
進学指導も並行して行っていくので、
スケジュール管理が大切になりそうだな~♪