擬音語でアクティブラーニング!
ず~っと学校の教材棚にあって
気になっていたふる~い教材。
だれにも使われず、だれも見ずだったが、
やっと日の目を浴びることができた!
らくらく覚えてどんどん使おう 絵で学ぶ擬音語・擬態語カード―日本語教材
- 作者: 富川和代,永保澄雄,稲垣宏明
- 出版社/メーカー: スリーエーネットワーク
- 発売日: 1997/02
- メディア: 単行本
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『中級を学ぼう(中級前期)』4課の
プラスアルファ「擬音語」の学習項目で、
学生が大好きなアクティブラーニングを行ってみた!
(1)擬音語カード選び
学生レベルにちょうど良い擬音語カードを
教師(私)が20枚ほどピックアップ。
(2)1人1枚の擬音語カード
各学生にランダムでカードを渡し、
1-2分程度で、説明と例文を考えさせる。
中級レベルなら、語訳は不要だが、
英中の語訳が裏にあり、
例文も載っているので、浮かばない人は
その例文でもよし。
(3)発表
1.カードの絵を見せる
→皆に予測させる
2.例文を紹介する
→意味が分かった人がいないか確認する。
3.意味説明をする
これを今回はしっかり1-2分の準備時間でやったので
大したものだな~。と思ったり(^^♪
怒る「ぷんぷん」と
臭い「ぷんぷん」のちがいに
興味を持ったり、
例文をもっと作ってみたり、
とても有意義な時間に。
(4)母国の擬音語
『中級を学ぼう(中級前期)』4課の
「プラスアルファ 擬音語(p.73)」に戻り、
「しとしと」「ざあざあ」などの
擬音語を母語で紹介!
フィリピンでは、
「しとしと」は「トゥクントゥクン」
「ざあざあ」は「トゥクントゥクントゥクントゥクン」
だそうで…みんなで笑っちゃった。
感覚は人それぞれ、国それぞれ。
日本語には2000語以上の擬音語・擬態語があるよ。
と言ったら、学生たちは「げぇ~!!」
と、うんざりしていたけれど、
楽しくその時の気持ちを表現できれば、
使いやすい言葉じゃない?
「アクティブラーニング」の正しい形か
どうかはわからないけれど、
「学習者が能動的に学習する」ということは
できたらしい。
ひとまず、自分の中では及第点かな。
教材に感謝!!
そういえば、関係ないけど、
これも音の効果で楽しませるもの。
オノマトペと共通したものが詰まっている気がする。
大人の留学生向けではないが、とても面白い。
音の効果について考えるよい材料だね。
◎『えがないえほん(早川書房)』
しかし、レビューに
「子供にはウケる」と書いてあるが、
大人が笑えないのはなぜなんだろうな。
なぞ。
◎現在使用している中級教材