ひらがな指導~どこがダメかはっきり!~
日本語の先生のみなさま、
ひらがなや漢字を書く留学生に
「きれいに書いてくださいね」
と言っていませんか?
はたして、
「きれいに書く」って何でしょうか?
先日担当した、日本語学校の
「ひらがな」から勉強するクラス
…正直に言うと、
他国で生活するんだから、
平仮名と挨拶ぐらい覚えてこ〜い!!
と言いたい。
でも、
ぐっと堪えて「ひらがな」指導です。
1)あ行から読む
2)体系的に覚えるために、
50音表で確認する
3)書く!
書き順も確認。
ここまでで終わらず、
4)ダメな例を伝える。
までやりたい!!
↑ひらがな指導。右側は「よくあるダメな例」
だいたい母語別に書き方のくせがあり、
よくある間違いを学生に紹介しています。
「きれいに書きましょう」
と言っても、留学生には
何が「きれい」なのかわからない。
私達がネパール語とか見て書いても
それが「きれい」かどうかは、
ぜ〜んぜん分かりませんよね…。
なので、
ダメな例を提示!!
美しくなくても、
書き順がちょっと変でも、
日本人が認識できる文字
が書ければよいと思う。
私の字も「美しい」レベルではないし😅
5)聞いて書く
聞いて文字に起こすって難しい。
「とけい」と習ったけど、
日本人は「とけえ」と発音する。
「おとうさん」と書くけど、
「おとおさん」と言う。
なかなかハードルが高い…。
そんな事も指導していたら、
あ、か、が、さ、ざ行だけで
1コマ(50分)終わってしまいます。
↓こちらの教材を使用中!
本当に、
日本語って単純じゃないねっ!!
とつくづく思いました。