サマーコース1日目~歓迎会&説明会~
かなり更新が滞ってしまいましたが…(^-^;)
8月2日から開講した「日本語学校サマーコース」の様子を少しずつ記録していきます♪
短期サマーコースが開講!
— めい🐧日本語教師 (@kemecchi) 2019年8月3日
自己紹介でアイスブレイク🐣♪
学生たちの緊張はほぐれて笑顔に。名前も覚えたため、どんどん話しかけてくれるようになりました!
🇨🇳側の校長にも好評で一安心〜。
今日は皆とお祭りに参加です!#日本語学校 #サマーコース
アイスブレイクは直前にこちらのnaonaoさんの勉強会に参加して、実際に体験したので、とてもスムーズに行うことができました!
アメブロを更新しました。 『【開催しました】7/28(日)「初級でもできる!アイスブレイクを考えよう」〜アイデア勉強会』 #夏休み #日本語教師https://t.co/CM0AgRxCTK
— naonao❤︎フリーランス日本語教師 (@naonaonihonngo) 2019年7月29日
naonaoさんにリクエストして、実現してもらった勉強会でした。
「アイスブレイク」は数人でやる活動がほとんどなので、私1人では想像するだけで、なかなか時間配分や実際の感覚が掴めなかったので、本当にありがたいっ!!
それまでキリっといい顔をしているけど、とっても緊張感ある雰囲気。
それが、ボールを使った「名前アイスブレイク」で、和やかな笑顔溢れる空気に一変。
「アイスブレイク」の底力を実感しました。
そして、名前を楽しく覚えることもできて一石二鳥♪
翌日からの授業ではスムーズに学習者の名前が出てきました。
1か月だけのサマーコースだからこそ、
初めからぎゅっと距離を近づけて、彼らの希望や様子をしっかり見られるように、素晴らしいスタートダッシュができたと思います!
ちなみに、歓迎会では私たち講師による歌を披露しました♪
「勇気100%」!
2週間ぐらい前から練習し、主任がギター演奏してくれました(笑)
夏短期コースの準備♪〜学生宿舎づくり〜
来月、中国や台湾からサマープログラムとして
短期留学(遊学?)の学生たちがやって来ます♪
そのため、学生宿舎を整え中!
先日は、イスや机を作りました(笑)。
↑2人部屋のダイニングキッチン
日本語教師の中には、
「教師がそんな仕事できるかっ!!」
と一喝される方もいらっしゃるとは思いますが…
(やりたくなければ、やらなくてもいいと言われてます。なおのこと、やりたくなる…!)
仲間たちと作業をするって、かなり楽しい♪
私は「教師以外の仕事」も
あまり苦ではないことを知りました。
今日は、レール&カーテン付け完了!
Wi-Fiもエアコンも掃除機、洗濯機、冷蔵庫、レンジなとなど…
全部そろってます!
実感できる作業は、他にないだろうな〜。
あとは、今週木曜に学生が入国するのを待つのみ♪
楽しみです!!
(あ…あと、おたまとフライ返し買い忘れてた…笑)
時間制限でマンネリ打破!~授業はお金を払って買っている「みんなの時間」~
『みんなの日本語Ⅰ』20課って…
「教える」と「書かせる」が多くて苦手です。
特に『文型練習帳』を使用していることもあり、
教科書で練習B(ドリル)をやって、練習帳に書き書きして、
また、練習Bをやって、練習帳を書き書きして…
という繰り返しが嫌なんです。
ということで、対策です!!
① 練習Bはテキストを見ず、口頭で行う!
フラッシュカードやモニター出力を使っています。
たまに大切なところはノートに書いてもらってから全体確認をします。
② 練習帳はまとめて最後に行う!
学習者もマイペースに学べるし、個別フォローもしやすいです。作業が終わった人には「学習プラン」を確認して自習してもらっています。
なんども教科書→練習帳→教科書って出して開いて、としていたら、それだけで時間をとってしまう。そんなのもったいない!!
Daisoで買った100円キッチンタイマー。 なぜか学生に欲しがられる…。
③タイマーを使って時間意識を高める!
時間節約をして、活動や会話を多く取り入れるようにしています。
個別作業や会話練習にはほとんど必ず時間制限を設けることに。
会話や活動準備・・・3~5分
会話発表・・・・・・1ペア1分だけ
授業時間はお金を払って買っている「みんなの時間」だから、ということを意識してもらい、こちらも時間を守るように頑張っています。(休憩に入る時間って、うっかり遅くなったりしますもんね…あはは~)
これも、naonaoさん主催勉強会で実践させてもらって取り入れたことの1つ。
やれば、発表も結構1分以内でできるものです。
こちらも時間間隔が身についたおかげで、授業時間の配分がしやすくなりました♪
そして、なんとか抽出できたのが活動や、最後の15分「まとめの時間」
そして、そして、
時間を意識して、説明をシンプルにした結果、
最近では発話量が【教師:学習者=4:6】くらいになったと思います!
(理想は…3:7ですが、なかなか難しい(>_<)!!
「教え込み書き書き授業」はマンネリ化して、楽しくもなんともありません。
学生にたくさんアウトプットをしてほしい。
アウトプットからの誤用で気づかされることが山のようにあります。
しかし…
時間に捉われて、大切な指導項目を落としたりしないよう気を付けたいと思います!
教師8年目にして初N1担当!~指導者じゃなくコーディネーターに~
遅すぎますよねっ(>_<)!!?
日本語教師8年目にしてやっと
N1の担当になることができました!!
N1とは、日本語能力試験(JLPT)における最難関レベルのことです。
初任のころは、初級・初中級をメインに任され、
2年目くらいからは中級・中上級のN2クラスを任され、
3年目ぐらいからは、担任ではありませんでしたが
時々N1クラスに週1ぐらいで入ったりはしていました。
ずっとやってみたかったN1レベルの担当!
コースデザインから全て行います。
先輩教師(うちの主任)にアドバイスを求めたところ、
「N2担当ができてたから、ダイジョブ!
学生をよく見てあげればいいだけだよ。どのレベルも同じ~」
と言われました(笑)。
だいぶ力が抜けました。
そこで、ちょっと考えてみました。
なぜ今までN1担当なれなかったか。
✔ 日本語教師としての知識レベルが低かったから
✔ 実績がないから
✔ 非漢字圏が多くなり、N1クラスがなかったから
✔ ベテラン勢が上級クラスをやりたがるから
とりわけ4つめの「ベテラン勢…うんぬん」の理由…
とても残念に思っていました。
若手がどんどん入って来ても、上級クラスが少ない上に
ベテラン勢が「初級は疲れるから~」とやりたがらず、
中級以上クラスを占拠…(笑)。
もちろん、そんなベテランばかりではないですが、
私がベテランになった際には、できそうな若手に担当を任せ、
相談役として少し授業に入る、くらいのことをしたいな~。
と思います!
さてさて、もうN1担当がスタートしたわけですが、
早速こちらのことを始めてみました。
N1クラス開講の準備
☑ 学習者の日本語能力査定
☑ コース・カリキュラム組み
☑ 教材の選定
☑ 1回目模擬試験の準備
学習者と面談し、好みの勉強方法も聞きながら
選んだ教材がひとまずこちらの3冊。
日本語総まとめ N1 漢字 (「日本語能力試験」対策) Nihongo Soumatome N1 Kanji
- 作者: 佐々木仁子,松本紀子
- 出版社/メーカー: アスク
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そして、ただいまN1指導方法にはどんなものがあるのか、
いろんなサイトを見て、勉強中です!
nihonngokyoushi-naniwanikki.blog.jp
色々読んだり、学習者の状況を踏まえて、
コース作成をしている中で思ったことが…
「指導はいらないかな」
ということ。
既に複数回のN2模試で140点以上を獲得しているレベル。
課題を出せば、予定日数より早く終わらせて次の課題をせがむ。
自律学習ばっちりなので、彼らには
指導者じゃなくて、コーディネーターが必要なんだな
と思いました。
私の仕事は、
これから何をするか、次の教材は何か、
合格までの道筋を作り、
彼らに目標と共にそれを示し、
段階的にモチベーションを保つ工夫を行う
そして、自力では分からない箇所を分かりやすく解説する。
彼らにとってはリソースとしての役割を担えばいい。
N1まで来れば、もう「先生」や「指導者」は
必要ないんじゃないでしょうか。
彼らのためにも、失敗はできないコース組み!
しっかりコーディネーターとしての役割を担いたいと思います!!
進学指導も並行して行っていくので、
スケジュール管理が大切になりそうだな~♪
ラジオNACK5収録!〜営業用語の難しさ〜
先日、ラジオのNACK5のとある番組に
わたし、なぜか出演いたしました。
収録風景(左の黒い人=わたし)
日本語教育とは関係ないのですが…
勤務している日本語学校の親会社がスポンサーをしており、
ラジオ内で、会社の宣伝レポートをする、というお話。
なぜか女性の方がいい、と…
なぜか活舌のよい人が社内にいない、と…
なぜか日本語教師なら話が上手だろう、と…
いう話になったそうで、私に大役が回ってきました。
5分間ほどの生放送。
事前にもらっていた台本をある程度読み込んで
いざ、当日本番!
と思い、現地に行ったら、着いたとたんに
「あ、最新台本、それじゃないですね~」
と言われ、新しい台本を直前で渡される…(笑)。
初めの台本は…なんというか、
日本語教師として添削したくなるような文面だったので、
最新版が良くなってて、ちょっとホッとしました。
例えば、
「〜をご提案させていただいております」
見た瞬間、「うっ…」となりました(笑)
営業用語なんでしょうね。
これも生きた日本語…でしょうか。
しかし、言い慣れていないので口が回らない…
幸い、私はほとんど緊張しないタイプなので、
リハーサルも本番も、
棒読みでしたがミスなく終了!
ラジオの裏側が見れて、とても面白かったです!
各部署の責任者など10数名に囲まれ、
どうなることか〜、と思いましたが、
無事に大役を果たせてよかったです♪
滅多にできない貴重な体験でした!
文型導入の例文「Vたことがありますか」
今週『みんなの日本語初級Ⅰ』19課を授業担当しました。
学習項目①は、
「富士山に登ったことがあります」
という経験を表すもの。
このクラス、来週は課外授業で海に遊びに行くので、
導入のトピックを『海』に決めました。
海の画像を見せながら、
1)海へ行ったことがあります。
2)海で泳いだことがあります。
3)海で釣りをしたことがあります。
4)海で溺れたことがあります。
※「溺れた」は未習なのでイラストを見せました。
『海』だけでも色んな動詞を使って、
色々言えるもんですね。
私は
1)20回、2)8回、3)3回、4)0回
と伝えると、
学生たちも「〜回あります!1度もありません!」
と答えてくれました。
動詞た形の変換練習や
文型の結合練習などドリルを2-3分で行ってから、
さあ!活動だぁ〜!!
今回盛り上がったのは、
●失恋
●宇宙人/宇宙船
●オバケ
でした(笑)。
画像を出すだけで、色んな動詞を勝手につけて、
いろいろ言ってくれるので助かります♪
例えば、
●象🐘
→象に乗った
→象と遊んだ
→象を飼った
→象を食べた
などなど…
さすがに「象を食べた」は想像していなかったので、
思わず笑ってしまいました。
そして、終盤に誤用訂正。
間違えて覚えろ!の精神です。
有難くも数名が
「きのう~たことがあります。」
など言ってくれたので、時名詞とのセットも確認。
間違える前に注意点を言われても、
場合によっては何のこっちゃかわからないんですよね。
使って、間違えて、からの誤用訂正のほうが効果絶大!
料理なら、何をどう作るかだけ伝えて、
調味料や味付けはお任せ!な感じですね。
どんな料理が出てくるか、毎回わくわくドキドキです♪