留学生たちの読書〜愉しむ読みもの〜
先日、ベトナム学生たちから
1年間の読書数を聞いてびっくり。
1人以外み〜んな(9名)、ゼロ!!
秋の夜長を読書して愉しむ、
という感覚はないようです。
う〜ん…
そりゃ、日本語の読解問題なんて
難しすぎるよね。
それに、読書の愉しさを知らないんだから、
読解なんて楽しめないよね。
ここはやはり、読解よりも
楽しい「読書」からスタートするべきでは?
と思ってしまいます。
と思って、留学生向けの
楽しめる「読み物」を物色中です。
有名なものばかりになってしまいますが、
このあたりから始めてみたいと思ってます♪
朗読CD付 レベル別日本語多読ライブラリー レベル0 vol.1 (にほんごよむよむ文庫)
- 作者: NPO多言語多読(旧NPO法人日本語多読研究会)
- 出版社/メーカー: アスク出版
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人
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絵本や紙芝居も結構有効ですよね。
急に「読め」と言われてできるものじゃない。
しっかり基盤を作って「読むことの愉しさ」
を味わってくれたら嬉しいな〜♪
私は…というと
先日、図書館から
「予約していた本が届きましたよ」
という連絡を受けたのですが、
何を予約していたか、すっかり忘れていて…(¯―¯٥)
取りに行ったら、
「このあと10名の予約が入っています。
貸し出し延期は出来ません。
ご注意ください。」
と言われた…。
え〜、今週は忙しいからヤバイ( ゚д゚)
予約10人のプレッシャーを受けながら
読み始めた本がこちら。
3ヶ月待って、やっと来ました。
(忘れていたけど…笑)
時間はないけど、学生達の見本となるべく
できるたけ「愉しんで読む」ことにします♪
自由発話がたくさん♪〜場面提示をしたら〜
風邪を引いている人が多くなってきましたね。
そろそろインフルエンザのワクチンを
接種しておきたいっ!!
(去年度は学生にやられたからなぁ(T_T)…)
さて、本日の授業は…
「みんなの日本語」33課命令形
↑やはり曲がる板書…。
右肩上がりだから、いいかな…笑?
命令形の導入は、久しぶりに定番をやってみました♪
以前100円ショップで購入した
サングラス、マスク、帽子、玩具ピストル
わたくし自ら装着し,
銀行強盗に変っ身!!
やっぱり盛り上がりが違いますね。
そして、
「手を上げろ!立て!金を出せ!」
などの脅迫用語を吐きながら、
学生1名を餌食に。
雰囲気で「手を上げろ」はわかったようでしたが、
「立て」と「金を出せ」には応じなかったので、
ピストルを撃つふりをしておきました。
命令形がわからないと、死にます!
(かも。笑)
学生たちも理解してくれ、
まじめに命令形学習スタート!
- 場面からの命令形導入
- 命令形の作り方確認
- 口慣らし(フラッシュカード)
- 規範整理(接続、意味、注意など)
- 場面提示からの自由発話
今回のメインは「5.場面提示からの自由発話」です。
用意した場面はこんな感じ。
場面① 緊急事態(火事や地震など)
【学生からの自由発話】
逃げろ!外へ出ろ!火を消せ!など…
(反省)「逃げろ!」と叫ぶ人を入れればよかったな~。
場面② 上司や先生に叱られる
【学生の自由発話】
毎日早く起きろ!宿題を出せ!
ちゃんとしろ!勉強しろ!早く学校へ来い!
などなど…
※ここで優しい言い方「命令形+よ」も確認。
場面③ 男同士の友達会話
【学生の自由発話】
あの子に好きと言えよ。電話しろよ。
告白しろよ。会いに行けよ。やめろよ~。などなど。
場面④ スポーツ観戦
【学生の自由発話】
頑張れ!走れ!行け!ゴールしろ!
※「蹴れ」というのも出たが、それは言わないかな…と。
(発見)本田さんは大人気で、男性学生は「ホンダ~!!」
と食いつきがすごかったです。
知名度すご~い。ビックリ( ゚Д゚)。
他にも場面はあると思いますが、
時間の都合上、代表的なこの4場面でチェックしました♪
最後に男性の発話が多く、
女性なら「逃げて~!」とか「~しなさい!」
が多いことを確認。
男の学生も言い始め、オカマちゃんっぽいクラスに。
いやいやいや…(笑)。
今回の大きい反省は、玩具ピストル。
ベトナムや中国、韓国は日本と同じく
銃刀法があり、ピストルを一般人が持つことはないそうですが、
クラスの中には、アメリカのように登録制で所持可能な国もあり、
ドキっとさせちゃったかな??と反省。
水鉄砲くらいのわかりやすい玩具にするべきだったかもしれません。
(学生からは特に意見はありませんでしたが)
トライ&エラーを繰り返して、
楽しく良い授業ができるように頑張ります♪
慣れたころに凡ミスが!〜日本語教師の失敗〜
↑休憩時間〜♪
モニター小さいでしょ(^_^;)
授業はいつもLIVE!!
生ものなので、予定通り行くわけがないんです。
でも、経験を重ねて少〜しだけ
何やら見えてきたような気がします。
(気だけ?、かもです。笑)
授業の組み立て方
1.目標から逆算してやることを書き出す。
2.各指導項目の必要時間を考える。
3.口頭練習、絵カードなどの準備
今回の反省点は…
☑絵カードに色を塗り忘れた!
☑ロールカードの枚数を間違えた!
☑漢字「金」の書き順を間違えた!
本日もイタタタタ〜。です。
しかも、初歩的なミスだらけ…。
自動車の運転免許も
慣れた頃が危ないといいますものね。
気をつけよう。
そういえば…
今月、運転免許が
ゴールドカードになりました♪(笑)
教師的にもゴールドになりたい!
ところで、本日はハローウィン🎃
…何をするのかわからないけど
なぜか、ケーキをもらいました〜♪
スリランカ学生からもらった紅茶と一緒に
いただきました♪
ごちそうさま〜!
また、明日もがんばるぞ。
日本語教育関係の出版社&書店とのつながり
先日、『みんなの日本語』の出版社である
スリーエーネットワークのご担当者さんが
開校準備中にも関わらず
2回目の来校をしてくださいました~。
↑マイク・ミラーさんの名刺!!
結構嬉しい…♡
いろいろな新刊のご紹介だけでなく、
テキストに対する要望や
これからやってほしいイベント要望も
いつも聞いていただいており
本当にうれしい限りです。
『みんなの日本語』は今年で20周年なんですね。
記念イベントもされるそうで、楽しみです♪
・・・が、今回は先着順ではなく、抽選とのこと。
教授経験に分けてのセミナーらしく、
内容がとても気になります。
外部リンク↓
『みんなの日本語』20周年記念セミナー | スリーエーネットワーク
イベント情報は、
☑ 日本語オンライン
☑ そうがく社
☑ 国立国語研究所
☑ にほんごぷらっと
などのHPをチェックしているけど、
漏れもあって、終わってから
え?あの先生の講演あったの?
ということも多々あり…。
もっとチェック力を高めないとだめだな~。
教材チェックについては、以前に書いたので
お時間があればお読みください♪
Twitterは情報交換の最高のツール。
これからも活用していきたいと思います♪
書籍類だけじゃなくアプリなどの情報も!
おお〜😲!!これはいいですね❤証明写真機で撮ると700-900円しますもんね!喜ぶはずだ〜!!
— めい(旧けめこ)🐣日本語教師 (@kemecchi) 2018年9月19日
本日の夜の楽しみは、柿。
実家で毎年とれます♪
ほうじ茶と一緒にいただきま〜す。
本日の失敗〜反省が糧になる〜
最近研修として授業しに行っている学校は、
うちから約100分…。
授業が終わり、本来の勤務校に戻る電車内で、
いつも
ひとり大反省会
です。
今日の大反省会テーマ①は、
31課ディクテーションで
「冬休みは家族で旅行しようと思っています」
という文中の、
「家族で」の【で】の意味が未習だった…。
らしい。
帰宅してから調べてみようと思うが、
細かいところまで見てる学生はいるんですよね。
↑帰宅途中。都庁とお月さま。
大反省会のテーマ②は、
「教師:学生=5:5くらいの発話量」
だったこと。
「教師:学生=3:7」が理想だけど、
せめて、「4:6」まで引き下げたい。
もっとしゃべらせたい!
もっともっと仕込みが必要だったな~。
↑火曜日の「みん日5課」クラス。
そして、
大反省会③
「板書がうまく行かなかった」こと。
大体、板書案は教案作成時に頭の中で描くけど、
ちゃんと紙に起こしたほうがいいかな〜。
と思ったり…。
めんどくさいな〜、と思ったり。
☑意味のない板書が多い
☑消すタイミングが悪い
(次の指導が一時停止しちゃう)
☑文字が右上に上がっていく…
右肩上がりで良いけど、
そういう問題じゃないしね。
次に生かすべく、手帳にメモっていますが、
手帳を見返すことはそうそうない…。
しっかり自分に反映できるように、
ブログにも書きつつ、
心のノートにもメモっておきたい!!
楽しい授業ができるようにがんばろうっと。
今日、休憩後に教室へ行ったら、
書いてあったのでパシャリ。
(ウズベキスタンの学生さんが描いたよう)
ハッチってなんだろ…?
反省会のひとつ↓
パワーポイントで見せる場面導入~「他動詞てあります」~
先週、やっと変換コードを購入しまして、
私のSurfaceと学校のモニター(ちっちゃい…)が
つなげられるようになりました!
さっそく、『みんなの日本語30課』の
練習A1「~てあります」導入と
前日既習の「~ておきます」の復習を
パワーポイントで行ってみました~。
お時間がある方は、ストーリーを予測しながら
ご覧ください♪
よくよく考えると、あまり自分がしたことに対して
「~してあります」とは言わないかな~。
と思い至り、このようなストーリーにしました。
いろんな導入をやってきましたが、
やはりパワポを使うと、
☑場面理解が早い
☑学習文型の意味を予測しやすい
☑短時間でスムーズに導入できる!
なにより、
教師の発話が少なくて済む!!
学生が予測して、スライド中にも
いろんなことを言ってくれました。
Dさんの「ちこくしてしまいました」は、
「あれ?Dさんは?」のスライド時点で
言っている学生がチラホラ。
嬉しい限りです♪
もっと精度を上げて、
楽しい導入ができるように頑張りたいと思いま~す♪
ちなみに購入した変換コードはこちら♪
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授業時間割り〜休憩の過ごし方〜
日本語学校は、学校によって
授業時間割りって結構違うんですよね。
1コマの授業時間が
45分、50分、90分
と色々あるようです。
休憩時間のルールも
☑教務室に戻らないといけない
☑教室にずっといて良い
☑中休み(2-3限の間)だけ戻る
などなど、さまざま。
私は教師デビューした日本語学校が
1限目45分(休憩5分)
2限目45分(休憩20分)
3限目45分(休憩5分)
4限目45分(帰宅)
※20分休憩のみ教務室に戻る。
すっかりこのペースが
体に染み付いています。
メリットは、
☑中休みにしっかり休める。
☑5分休憩はみんな遠出をしない。
(コンビニなど)
☑帰り時間が早い
→授業後の面談や補講がしやすい。
今行っている学校は、
1限目50分(休憩10分)
2限目50分(休憩10分)
3限目50分(休憩10分)
4限目50分(帰宅)
※毎休憩、教務室に戻らないといけない。
なので、毎回休憩ごとに戻るのが、
なかなかしんどい…。
(特に3階の場合…笑)
授業も10分空くと、教室内の空気も変わるので
学生のモチベーション維持も工夫して
授業再開をしないといけない。
私には以前のスタイルのほうがいいのだけれど、
もしかしたら、学生にとっては
そうでもないのかもしれない
メリットは…
☑教務室での連絡確認がしやすい。
☑印刷忘れなど、セルフフォローしやすい。
☑授業時間が1日あたり20分長い。
→休み日が増やせる(?)
私には以前のスタイルのほうがいいのだけれど、
もしかしたら、学生にとっては
そうでもないのかもしれない。
いずれも意図があってのこと。
(例えば、コンビニが遠い学校は、
中休みを長くして
他の休みを短くしていたりする)
リズムを掴むまでは必死です!
つい時間オーバーして、
学生から「先生、休憩〜」と
注意されながら、頑張っています(笑)
授業中の学生は…というと、
眠そうだった人も、元気になります(笑)
「今、この休憩時間に寝ればいいのに~。」
と言うけど、学生は笑いながら
「もう起きました、今起きました」
とか言って元気になります。
ふぅ~。
疲れた時は糖分~♡
いただきものの手作りフルーツチーズケーキで
私のブレイクタイム。
疲れが消えていきます〜!!
ありがと〜♪